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Play for LIFE~ゲーミフィケーションの考え方とデザインプロセスを学ぶ~

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タイを代表するゲームデザイナーのラッティゴーン氏をお招きし、ゲーミフィケーション(英:gamification)(※注1)について詳しくお話をうかがいます。
ラッティゴーン氏は、これまでに「環境問題」や「デモクラシー」の意識啓発をおこなうボードゲームや防災教育分野のカードゲームなど、ゲーミフィケーションの考え方に基づいた教材開発に数多く取り組まれてきました。また、ユネスコや国際交流基金主催のゲーム開発ワークショップの講師として、ドイツやインドでもプロジェクトを実践されました。
今回は、ラッティゴーン氏のこれまでの実績を踏まえ、ご自身が開発した数々の教材の紹介とともに、教材づくりにおけるデザインプロセスとベースとなっている「ゲーミフィケーション」の考え方について学びます。
また、本講演会後に、「防災+環境教育」(※注2)をテーマとした教材開発のワークショップを開催し、ワークショップ参加者と共に実際に活用できる教材作りに取り組みます。そして、完成した教材は実際に、教育現場やイベントで活用・展開していくことを目指します。


(※注1)ゲーミフィケーション(英: gamification)とは、課題の解決や顧客ロイヤリティの向上に、ゲームデザインの技術やメカニズムを利用する活動全般のことをさす。 この言葉は「日常生活の様々な要素をゲームの形にする」という「ゲーム化」(gamefy)から派生し、2010年から使われはじめた。
(※注2)近年多発している異常気象は、風水害や竜巻など、私たちの生活を脅かすものとなっており、その要因は様々だが、主要な原因の一つに地球温暖化が挙げられる。これからの日本の防災教育は、「適応策」的な防災教育と「緩和策」的な環境教育を両輪で展開する必要があるという説もあり、NPO法人プラス・アーツでは、「災害と環境」というテーマのもと、「防災+環境教育」という新たな視点でリサーチや教材開発に取り組んでいる。


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【講演会概要】
日 時 : 2016年11月16日(水)19:00~21:30
場 所 : デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO) 301号室
内 容 : ゲーミフィケーションの考え方について/教材紹介・体験
講 師 : ラッティゴーン・ウッティゴーン氏(ゲームデザイナー・Club Creative代表)
定 員 : 50名(先着順)
参加費: 無料
主 催 : NPO法人プラス・アーツ
共 催 : デザイン・クリエイティブセンター神戸

【ワークショップ概要】
日 時 : 11月17日(木)19:00~21:00
11月18日(金)19:00~21:00
11月19日(土)10:00~15:00
11月20日(日)10:00~15:00
場 所 : デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO) 301号室
内 容 : 「防災+環境教育」をテーマとした教材開発のワークショップ
定 員 : 5名(先着順)
参加費: 無料
主 催 : NPO法人プラス・アーツ

《講演会・ワークショップ申し込み方法》 ============================================================
下記のフォームもしくは、メールかFAXにてお申込みください。
メール・FAXの場合は、件名を『「Play for Life」参加希望』とし、下記①~⑤の項目を明記のうえ、下記のお問い合わせ先までご連絡ください。
①氏名(よみがな)
②年齢/性別
③連絡先(TEL/メールもしくはFAX)
④参加希望日程を明記ください。
・11月16日(水) 講演会参加希望
・11月17-20日 ワークショップ参加希望
⑤参加理由

■Googleフォーム:https://goo.gl/forms/l4cdzP39zXz7wN1i2
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■申し込み/お問い合わせ
「NPO法人プラス・アーツ」(担当:岩根・石田)
Tel:078-335-1335
Fax:078-335-1339
Mail:info@plus-arts.net


≪ラティコン氏からのメッセージ≫
「この30年で自然災害は3.5倍に増えました」その多くは台風、洪水、土砂災害、干ばつ などです。自然災害は発生回数が増えているだけではなく、被害も甚大化しています。こうした気候パターンの変化には、 人間の行動の変化が関係していることがわかっています。
産業革命以降、私たち人類は資源やエネルギーを過剰に消費し、ゴミや有毒物質で環境を汚染し、地球から得られるものなら何でも利用してきました。そして今、その代償として、気候変動という問題に直面しています。
しかし、行動を変えるのに手遅れということはありません。むしろ迅速に有効な手立てを打つ必要があり、今がその時なのです。そのためには、さまざまな人たちに参加してもらわなければならず、その中には子どもたちも含まれます。なぜなら、気候変動の真の犠牲者は彼らなのですから。そして彼らには、問題解決に参加する権利があるのです。私たちがなすべきこと、それは、子どもたちとコミュニケーションをとり、この問題について彼らに教えるためのツールを作ることです。
今回のワークショップでは、「災害と環境」というテーマで、どのようにしてゲームを作ればいいのかを学びます。そして、子どもたちが楽しみながら学べる方法について考えます。なお、今回のワークショップで生まれたアイデアについては、それをもとに雛形を作成し、環境および災害の専門家からアドバイスをいただいたうえで、各国の子どもたちに試用してもらったあと、教育プログラムの一環として実際に活用する予定です。

前回のKIITOでのワークショップの様子
『〝遊びながら学ぶ”地震ゲームを作るデザインワークショップ』@Earth Manual Project展
http://kiito.jp/schedule/workshop/article/5454/
http://www.ruttikorn.com/index.aspx?ContentID=ContentID-14010810260043045