NPO法人プラス・アーツ

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レポート

9月15日(月・祝)、京都市左京区東山の麓にある錦林東山学区にて防災訓練が行われました。
地域で策定した避難所運営マニュアルに沿った避難所開設訓練は、この地区では初の試みでしたが、多くの住民の方々にご参加いただくことができました。

花折断層を震源とした震度7の大規模な地震を想定とし、地域住民が避難して来られる前の準備段階からを確認しました。
手際よく準備が進められ、スムーズに避難者の受け入れを行うことができ、大変実りの多い訓練となりました。

 

■概要
日時: 2014年9月15日(月・祝) 8時半~12時
場所: 第三錦林小学校
主催: 東山錦林学区避難所運営協議会、左京消防署
協力: 左京区役所
企画協力: NPO法人プラス・アーツ

■訓練内容
①避難所開設訓練
②避難訓練
③避難者受入訓練
④開会式
⑤各種防災プログラム体験

①避難所開設訓練

災害発生後、避難所運営協議会のメンバーは避難所となる第三錦林小学校に集合し、施設の安全確認をしながら校門・体育館の開錠訓練を実施しました。安全が確認できると、避難者受入れのために体育館にシートを敷き、受付やサイン関係の設置を行いました。

校門開錠訓練
受入れ準備1
受入れ準備2

 

②避難訓練

第三錦林小学校避難所運営協議会本部から区内全住民に対して自主避難の呼び掛けがあったという想定で行われました。
家庭で安否確認を済ませ、各町内で決められた一時避難場所に集合しました。
各自治会は防災部長を中心に安否確認や避難者の集計を取りまとめ、その後、一時避難場所から小学校へ避難しました。

安否確認2
避難誘導
安否確認1

 

③避難者受入訓練

避難所へ到着した参加者は、煙体験ハウスをくぐり、体育館で待機しました。
各自治会の防災部長は、避難者の集計表を受付に渡し、避難状況の報告を済ませました。

煙体験ハウス
本部受付
本部集計発表

 

④開会式

参加者の避難が完了し、開会式が行われました。

開会式1
開会式2
開会式3

 

⑤各種防災プログラム体験

全町の避難を終え、開会式が行われた後、参加者は下記の5つの防災プログラムを体験し、最後に婦人会の方々が用意して下さった炊き出し(アルファ米)をもらって解散となりました。
持ち出し品クイズと紙食器づくりのプログラムレクチャーは、事前にレクチャーを受けた避難所運営協議会のメンバーが担当し、土のうづくり体験と三角巾の使い方講習は左京消防署が担当。避難所間仕切りづくりは京都造形大学の学生に実施していただきました。

持ち出し品クイズ~避難所生活編~

持ち出し品クイズ~避難所生活編~
皆さん真剣に取り組まれており、終了後も様々な質問が寄せられました。

紙食器づくり

紙食器づくり
各テーブル防災部長が中心となって実施され、たくさんの方に体験していただけました。

土のうづくり体験

土のうづくり体験
消防による土のうづくりの実演や、参加者にも実際に結び方を体験していただきました。

 

三角巾の使い方講習

三角巾の使い方講習
三角巾を使っての骨折の応急手当、止血方法、包帯の作り方などを教わりました。

避難所間仕切りづくり

避難所間仕切りづくり
紙管とカーテンを使用した避難所間仕切りに、実際に入るなどして体験してしていただきました。

炊き出し

炊き出し
災害用アルファ米を作り、参加者に配布されました。