NPO法人プラス・アーツ

防災は、楽しい。プラス・アーツ

課題

駅、商業施設、オフィス、毎日膨大な数の人々が訪れ、滞在する大阪の心臓部・梅田駅周辺。
南海トラフ巨大地震など今後起こる大災害に対して梅田駅をいかにパニックから守るのか。

解決策

梅田駅を中心とした防災啓発の終わらないキャンペーンを立ち上げ、駅に関する様々なメディア
を使って、梅田にいる人(働く人)、来る人(来街者)に防災に関する意識啓発を行う。

まちをつよくする
いちばんの方法は、
人が力を合わせることです。
梅田防災スクラム

防災の取り組みは、それぞれががんばるだけじゃなく、

教え合い、学び合い、競い合い、お互いを高め合うことがとても大切です。

人と人、企業と企業、エリアとエリアが、

スクラムを組むように、がっちりと手を組んで

もしもの時に備えること。いざという時も、

誰かに助けてもらうという発想ではなく、そこにいる誰もが

積極的に力を合わせ、助け合うまちであること。

梅田防災スクラムは、それを実現するための合言葉。

みんなが心をひとつにするための、ちょっと大きな掛け声です。

まいにち梅田にいる人も、ときどき梅田に来る人も、

防災にかんしては、全員が関係者ですから。

ここで、じぶんにできること、できないことを考えてみたり。

周りの人とも、そのことを話してみたり。

そんなあなたのちょっとした心掛けから、梅田防災スクラムは

始まります。そしてそれこそが、「みんながみんなを

守るまち 梅田」への何より大きな一歩になります。

ポスターやデジタルサイネージでの告知活動

今後起こりうる大災害時に、大阪のメガステーション「梅田駅」を守るため、防災啓発を目的として終わらないキャンペーン「梅田防災スクラム」を立ち上げました。キャンペーンのブランディングに関しては、ロゴマークを寄藤文平さん、キャッチコピーやステイトメントを岡本欣也さんが制作を担当。2018年3月11日に合わせて、キャンペーンのスタートを知らせる告知活動を駅周辺のデジタルサイネージやポスター枠を使って行いました。

「知ることも防災です」というキャッチコピーを受けて、現在梅田周辺の防災に関する情報(被害想定、避難の基本的な考え方など)をまとめ、ホームページ等で集約提供する準備を進めています。

 

梅田防災スクラム版「地震ITSUMO講座」

梅田駅周辺で働く人たちを対象に、「今後起こりうる災害における梅田の被害想定」や「オフィスや家庭に備えておくべき防災グッズ」、「災害時に安否確認の方法」など、災害時に役立つ様々な知識をわかりやすく伝える防災講座を実施しています。

まずは、梅田にいる人(働く人)が防災力を身につけ、来る人(来街者)を守れるよう、この防災講座を梅田にある企業やビル管理事業者と連携しながら広げていきたいと考えています。

携帯型防災マニュアルブック

ポスター、デジタルサイネージの啓発ツールに続く、梅田で働く人向けに、名刺サイズの携帯型防災マニュアルブックを制作しました。

梅田地区の防災マップやおおさか防災ネットとの連携をはじめ、職場でも移動中でも、すぐに役立つ防災の情報や技、職場や自分自身で備えておきたい防災アイテムをコンパクトにまとめました。
梅田で働く多くの皆さんに携帯し、活用してもらたいという想いから、梅田コネクトのホームページ上で一般公開をしています。A4サイズの用紙に、両面印刷して折りたたむと、名刺サイズの防災マニュアルとして持ち歩けます。連絡先も記入できるページもあるので、もしもの時も安心です。

 

梅田防災スクラム|梅田コネクト

https://umeda-connect.jp/bo-sai/

梅田防災スクラムゼミ

梅田エリアの就業者を対象に、防災を考えるきっかけづくりや、防災を学びあう機会をつくる目的で、毎年防災スクラムゼミを開講しています。

日常的に梅田を利用する来街者に向け、災害時に自分で自分の身を守る力や、またその他の来街者とともに助け合う力を養うため、防災活動の先進事例紹介や、災害時の対応を検討するワークショップを実施しています。

 

<過去の実施概要>

2017年度 梅田防災スクラムキックオフミーティング / 地震イツモ講座

2018年度 大阪市北区役所 「大阪北区ジシン本」ミニ講座 / SCSK株式会社 取り組み事例紹介

2019年度 講演「防災情報の発信手段等について」

講師:大阪大学 大学院国際公共政策研究科グローバル・リスク・ソリューションズ・センター 副センター長(特任教授)塚本 俊也氏

2020年度 講演「オフィス での被災を想定した防災対策など」(ウェビナー)

登壇者:損害保険ジャパン株式会社 総務部 安岡正守氏
東京ガス株式会社 防災・供給部 水上清二氏
東京地下鉄株式会社 鉄道本部安全・技術部 木暮敏昭氏

 

梅田防災スクラムゼミ 開催レポート|梅田コネクト

https://umeda-connect.jp/bo-sai/after/vol02/

防災イベント「梅田防災スクラムの日」の開催

梅田のエリアマネジメント組織が展開する防災啓発プロジェクト「梅田防災スクラム」における初の来街者向けのイベントとなった「梅田防災スクラムの日」には、大阪府内を中心に防災教育・防災啓発に取り組む団体が一堂に会しました。
防災に取り組む多くの企業が出展し、各企業の色が出た多種多様な防災ブースが展開されました。また、大阪府と大阪市の担当部局とプラス・アーツが共同で家具転倒防止について学ぶブースとして出展。さらには、ワクワクさんによる防災親子工作教室も!
2000人近くの方にご来場いただき、梅田を訪れる多くの方が防災についてより深く考える機会になりました。
※避難所用の紙管と布の間仕切りシステムを活用した会場構成となっています。

【実施概要】
日時:2024 年 3 月 10 日(日)11:00-17:00
会場:グランフロント大阪 北館 1F ナレッジプラザ
主催:梅田地区エリアマネジメント実践連絡会
企画協力:NPO 法人プラス・アーツ
協力:株式会社良品計画、川上産業株式会社、ヤマトエスロン株式会社、大阪ガスネットワーク株式会社、
株式会社 UACJ、損害保険ジャパン株式会社、日本たばこ産業株式会社、大東建託株式会社、アサヒグル
ープ食品株式会社、大阪府、大阪市
来場者数:約 1700 名
各ブース体験数(合計):約 3000 名