神戸市|津波避難情報板の企画・デザイン協力 ニュース 2014.09.01 観光・まちづくりの観点から津波避難情報の伝え方を考える。 2012年7月~10月にかけて、デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)で開講された『+クリエイティブゼミvol.7「神戸発:日常的にも活用される津波避難情報板を企画する」』の講師と津波避難情報板設置に関する調査・企画・デザイン業務をプラス・アーツで担当しました。 ゼミで提案されたアイデアが、実際に形となって神戸の市街地に設置されました。設置された情報板・ステッカーは以下の3種類です。 1.鳥瞰図を用いた津波避難情報板【駅前3箇所】 (上)三宮駅南側フラワーロード(左)ハーバーランド神戸ガス燈通 (右)元町駅南側大丸前交差点「海があって山がある神戸の街並みを、俯瞰してみられる鳥瞰図(鳥瞰図絵師:青山氏作)を活用した情報板をつくれないか?」 というゼミ生の提案が、青山氏の協力を得て本当に実現しました。 通りがかる人の足を止め、じっくりと眺めてしまうような青山氏の線密な鳥瞰図。 観光などで訪れた来街者に鳥瞰図を見てもらうと同時に、 津波の浸水域(南海トラフ巨大地震)や神戸での津波避難に資する情報を伝えることが目的の情報板です。 2.エリアマップに津波浸水想定をのせた津波避難情報板【市街地4箇所】 (上左)ハーバーランドこべっこランド前 (上右)南京町広場(下左)花時計前 (下右)デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)前市街地の4箇所には、エリアマップの上に津波浸水想定を重ねあわせた情報板を設置。 浸水想定マップにあわせて、エリア毎の津波避難の目安をイラストを使って分かりやすく記載しています。 新規に設置した情報板(ハーバーランド、KIITO前)と既存の看板を活用して設置した看板(南京町、花時計前)があります。 3.既設のまちかど案内板に貼付する海抜ステッカー【市街地56箇所】 神戸市市街地に設置されている「まちかど案内板」に、その地点の海抜と避難の目安となる山側の方角を示すステッカーを貼付。 「街中に海抜ステッカーを貼ってキャンペーンをする」「既存のサインを活用する」というゼミで出たアイデアが反映されています。 ↓ゼミ「神戸発:日常的にも活用される津波避難情報板を企画する」の概要・レポートはコチラ↓ http://kiito.jp/schedule/seminar/article/4227/ ニュース&イベントレポート一覧に戻る ← 前の記事を見る 次の記事を見る →