しあわせの村 神戸市シルバ―カレッジ食文化コースに通う3年生を対象に、「食×防災」についての講義を2日間に分けて行いました。
【第1回目】
■日時:2016年1月21日(木)
■場所:しあわせの村 神戸市シルバ―カレッジ
■テーマ:「食を通じた地域・社会貢献」まちづくり・コミュニティ編
<午前>
理事長の永田より「イザ!カエルキャラバン!」や「ちびっこうべ」などの事例をご紹介しながら、コミュニティを活性化させるアイデアや事例をお伝えさせていただきました。
▲プラス・アーツ理事長の永田による講義
▲食文化コースに通う3年生のみなさん
<午後>
グループに分かれて「自分のまちのふれあいオープン喫茶」のアイデアについて話し合い、各グループで発表してもらいました。グループ発表では、「ラジオ体操+朝ごはん」ができる健康をテーマにした喫茶や「各世代が交流できる」ような体験型の提案などユニークなアイデアが出ました。
▲各グループについて意見を出し合う受講生
▲各グループが考えた「ふれあいオープン喫茶」について発表
【第2回目】
■日時:2月15日(月)
■場所:しあわせの村 神戸市シルバ―カレッジ
■テーマ:「食を通じた地域・社会貢献」防災教育編
は、災害時の避難生活を想定し、“電気・ガス・水道”が止まっている設定で、「災害時に役立つ非常食・保存食を使った防災レシピ」考えてきてもらいました。
水はできるだけ節約すること、衛生的に調理すること、災害時の配給食はおにぎりやパンなどの炭水化物に偏りがちなので栄養面にも考慮することなどのポイントを考慮しながら、ぞれぞれグループで調理し試食会を行いました。
▲調理したものをいれる紙食器を作成
▲洗い物を少なくする工夫としてキッチンばさみで調理
▲ラスク風食パンの揚げ物
4人分食材:食パン10枚切2袋、サラダ油適量、グラニュー糖100g、醤油少々、砂糖少々、その他好みのフレーバー
①食パンを4分の1にカットする
②フライパンにアルミホイルを敷き、2cm程のサラダ油を入れ①を揚げる
③アルミホイルを敷いた鍋に砂糖を入れて溶かしからメールソースを作る
④カラメルソースの他に、きなこや砂糖醤油など好みの味をつけ、いろんな味を楽しみました♪
▲魚介の缶詰を使ったパエリア
10人分食材:無洗米5合、トマトの水煮缶2個、貝柱の水煮缶2個、マッシュルームスライス缶2個、塩こしょう少々、オリーブオイル
①フライパンにオリーブオイル油をいれる
②無洗米5合を入れて炒める
③トマト、貝柱、マッシュルームの缶詰を入れ煮たら完成
パンやおにぎりに飽きた時、栄養もとれリッチな気分にもなれますね!
▲全4班のメニューが完成
どの班も温かい汁物を取り入れたり、お米をアレンジした簡単レシピを考案したりと、避難生活の長期化を想定したレシピになっていました。実際に災害時の炊き出しでは、アレルギー表示をしたり、のどが渇かないようになるべく薄味に調理する工夫が必要になるので、災害時でもおいしい料理ができる方法や、備蓄品についての知恵も紹介しました。
受講生からは、「地域住民と関わる時がないのが現状。少しでも貢献できるきっかけになるようにしたいです。」「卒業後の日々の過ごし方について非常に参考になった」との声をいただきました。