NPO法人プラス・アーツ

防災は、楽しい。プラス・アーツ

レポート

プラス・アーツは、アジア太平洋都市間協力ネットワーク(CITYNET)が実施するフィリピン共和国イロイロ市「コミュニティ防災推進事業(※)」のプロジェクトメンバーとして参加しています。
※…JICA 草の根技術協力事業(地域提案型)

この事業は、イロイロ市において災害が起きた時(特に洪水時)に、コミュニティが自助・共助により災害に対応できるよう、住民の意識を高め、コミュニティの防災力の向上を図るとともに、ひいてはイロイロ市全体の災害適応力を強化していくことを目的としています。

11月22日(金)には、市内でイザ!カエルキャラバン!が実施されました。

6月:事前ワークショップ(ディスカッション)

日 程:
会 場:
2013年6月24日~6月28日
フィリピン共和国イロイロ市 フィリピン中央大学、他


頻繁な洪水の問題を抱えるイロイロ市に出向いて現状を視察し、現地の人々との議論やコミュニティ防災強化のためのセミナー等を行いました。
プラス・アーツは開催地域毎にローカライズされていくイザ!カエルキャラバン!の事例を紹介し、防災体験プログラムの一部は実際にその場で体験して頂きました。
海外ではマスコットキャラクターがカエルではなく子鹿や象に変わる等、ローカライズして実施されていると伝えると、イロイロ市内の大規模なお祭りのシンボル的なキャラクターである「Dagoy(ダゴイ)」に変えよう!と話し合われました。

〈ファシリテーター養成ワークショップ〉
・防災体操、カードゲーム「なまずの学校」、ジャッキアップゲーム、その他

本ワークショップにより、地域の防災訓練でどのようなワークショップが向いているか・取り入れられそうか考えて頂くきっかけになりました。
市の防災担当者は「ぜひ今後の防災訓練でこういったプログラムを取り入れたい」と話し、11月の訓練に向けてオリジナルの資器材を作られることになりました。

11月:Dagoy Caravanの実施

日 程:
会 場:
2013年11月22日 ①13:30~15:15(事前ワークショップ) ②15:30~17:30(本番)
フィリピン共和国イロイロ市 ハロプラザ


「楽しみながら防災を学ぶプログラム」をバランガイ※キャプテンや関係者が地域防災訓練や防災教育で活用できるように伝えることを目的に二度目イロイロ市往訪となりました。イザ!カエルキャラバン!からDagoy Caravanに名を変え、バランガイの子どもたちを集めて体験プログラムを回ると”水風船”がもらえるというスタンプラリーのルールで行いました。5つのバランガイから約50名の子どもたちが集まり、関係者もふくめ約160名が体験プログラムを通して、自助・共助の大切さや救助方法や手当の方法を学びました。
※バランガイはフィリピンにおける最小の行政単位で、バランガイの長(キャプテン)や議会の議員は選挙で選出されます。人口規模は連合町内会程度です。

〈実施中の様子〉
・実施ワークショップ…カードゲーム「なまずの学校」、ジャッキアップゲーム、毛布担架づくり、応急手当ワークショップ、水害紙芝居、紙食器づくり

 

※フィリピンのIBC放送(Intercontinental Broadcasting Corporation) でDagoy Caravanの様子が取り上げられました。
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