2008年から始まり、10年目迎えた今年の「豊洲防災EXPO」では、
阪神・淡路大震災に加え、東日本大震災、熊本地震があったこの10年の中で、
災害における状況がどう移り変わってきたのか、
また変わらず問題になっているのはどういったテーマなのかを、
当時の新聞紙面を読み解きながら振り返りました。
「BO-SAI暮らしの学校」ではセンターエントランスにて、震災時に課題となっていた
8つのテーマに基づく展示を行い、シーサイドデッキでは、そこから得られた教訓が
普段の備えにつながるよう、体験型のプログラムとして多世代が参加しやすい内容で実施しました。
また、10周年企画として、会期に先立ち準備を進めてきた、「こどもBO-SAIカフェ」は
約30名の江東区の小学生の手により運営され、
子どもたちのいきいきした姿が印象的なプログラムとして大変好評な企画となりました。
「東京ガスイザ!カエルキャラバン!」では、「そのまえ」、「そのとき」、「そのあと」という
3つのテーマを設定し、地震発生前から避難生活まで状況ごとに役立つ知恵や技を紹介。
両日雨天という悪天候の中ではありましたが、いずれも、参加者が楽しみながら、防災の知識が自然と身につく内容として多くのお客様にご参加いただくことができました。
「たのしい」のあと、
「たのもしい」になる。
「たのしい」だから夢中になる。それが「たのもしい」への一番の近道。
BO-SAI暮らしの学校
会場
三井ショッピングパーク アーバンドック ららぽーと豊洲
● 東京メトロ有楽町線「豊洲駅」、ゆりかもめ「豊洲駅」下車すぐ
お問い合わせ
「BO-SAI in 豊洲」事務局(NPO法人プラス・アーツ)
■ TEL:03-6458-5375
■ FAX:03-6458-5376
■ E-MAIL:tokyo@plus-arts.net
■ HP:http://www.plus-arts.net/bo-sai/
主催:「BO-SAI in 豊洲」実行委員会
共催:東京ガス、「だいじょうぶ」キャンペーン実行委員会
後援:東京都、江東区、江東区教育委員会
特別協賛:三井不動産
協賛:IHI
協力:日本トイレ研究所、三井不動産商業マネジメント、三井不動産レジデンシャル、三井不動産レジデンシャルサービス
コピーライト:岡本欣也、武井宏友 / アートディレクション:文平銀座
総合プロデュース:プラス・アーツ
「見出し」「情報」「モノ」をセットにして展示し、来場いただいたお客様が、近づいて見てみたくなる、展示デザインで防災の情報を発信しました。震災発生時の新聞紙面や写真を通して、状況や課題をリアルに感じ取ってもらいました。さらに、そこから学んだ課題の解決策となりうる、防災グッズや防災のアイデアを提案することで、「備え」のアクションにつながるような展示としました。会場には、防災に詳しい専門のスタッフが常駐し、具体的でわかりやすいレクチャーによりさらに学びを深めていただきながら、他の会場への参加も促しました。
「豊洲防災EXPO」10周年の特別企画として、非常食を テーマにした「こどもBO-SAIカフェ」を実施。10月14, 15日の本番に向け、江東区の小学生を対象に3回の ワークショップを実施することで、災害時にも役立つ非 常食の知識や技を身につけてもらいました。また、開 店準備としてファッションデザイナーや大工さんなどに 分かれて本番で使用するエプロンや看板などを作りま した。
実施日時・場所
・作戦1 「非常食メニューをかんがえよう!」
7月31日(月) 10:00~12:00
会場:江東区深川南部保健相談所
・作戦2 「お店をデザインしよう!」
8月19日(土) 10:00~12:00
会場:江東区深川南部保健相談所
・作戦3 「こどもBO-SAIカフェ開店準備!」
8月26日(土) 10:00~12:00 (13:00~15:00希望者のみ追加作業)
会場:NBFキャナルフロント5階「すまラボ」
「こどもBO-SAIカフェ」作戦1から作戦3の集大成として、 「豊洲防災EXPO」当日に「こどもBO-SAIカフェ」をオープ ンしました。子どもたちには、「オーダー」「ウェイター・ ウェイトレス」「紙食器づくり」を担当してもらいました。 一般のお客様を相手に本当の店員さながらに取り組 んでいました。
国士館大学の救急救命士、学生による「心配蘇生法講習会」。心臓マッサージのポイントからAEDの使用方法までの一連の動作を、実演を交えながら講習。多くの参加者で賑わっていました。
時間:10:00~16:30
場所:シーサイドデッキ
協力:国士館大学
被災生活における「トイレ」をテーマに、災害時に役立つトイレの情報をお伝えしました。また、パネルを使用して災害時のトイレの状況や、携帯トイレの使い方も紹介。携帯トイレに使用される薬剤をつかった簡単な実験なども行い、子どもたちに分かり易く紹介して頂きました。
時間:10:00~16:30
場所:シーサイドデッキ
協力:日本トイレ研究所
被災生活における水の備えの重要性を伝えるとともに、ペットボトルのダンボールを活用してイスづくりを行うワークショップを開催。昨年同様、子どもからの人気が高く、たくさんの参加者で賑わいました。
時間:10:00~16:30
場所:シーサイドデッキ
講師:ダンボールマン
ミニチュア家具を使って、転倒防止対策をお伝した後に、テントの中に再現された部屋の間違った対策を見つけ、実際に直してもらうプログラム。兄弟や親子で力を合わせて正しい対策を実践してもらいました。
時間:10:00~16:30
場所:シーサイドデッキ
講師:直原克己(三井不動産レジデンシャル)
マンションで被災した場合に役立つ防災の知識や技をカードの並び替えゲームを通じて学ぶことができるプログラム。「水の運びかた」「屋内消火栓のつかいかた」「避難はしごのつかいかた」「サバイバルトイレのつくりかた」などの手順や技をお伝えしました。
時間:10:00~16:30
場所:シーサイドデッキ
協力:三井不動産レジデンシャルサービス
テントの中にバラバラに散らばったアイテムの中から、自宅でも避難生活に役立つ防災グッズを見つけ出すワークショップ。防災のことならんでも知っている「防災博士」が残したヒントカードを頼りに、参加者同士で協力しながら楽しくゲームに挑戦して頂けました。
時間:10:00~16:30
場所:シーサイドデッキ
三井不動産(特別協賛)、IHI(協賛)その他、セコム、JR東日本、東京海上日動、千葉科学大学、「だいじょうぶキャンペーン」の協賛企業のパネルを掲出。リーフレットも設置し、防災に関する企業サービスや製品を紹介しました。
時間:10:00~17:00
場所:センターエントランス
参加者に持ち帰ってもらえるツールとして「いつも」の暮らしを「たのもしい」に新聞を制作しました。センターエントランスの展示内容と紐づいており、展示で興味を持って頂いた方々に更に詳しい情報として、こちらの新聞をお渡し致しました。新聞裏面には普段の暮らしで実践できる防災の知識をまとめました。