今年で7年目となる豊洲地区恒例の防災のお祭り「BO-SAI EXPO 2014 in 豊洲」。
BO-SAI EXPOは、アーバンドック ららぽーと豊洲の「BO-SAI暮らしの学校」と、がすてなーに ガスの科学館で行われるイザ!カエルキャラバン!(東京ガス主催)を同時開催し、親子で遊べて学べる防災のお祭りです。
「BO-SAI暮らしの学校」ではアーティストや専門家の先生が対話型・体験型で日ごろの備えや避難生活における知識、技を紹介しました。また、各防災コーナーをこくご、さんすう、りか、など学校のカリキュラムに見立てたり、防災関連商品を取り扱う店舗でオリジナルバッジがもらえる仕組みを取り入れたりと新たな試みも導入されました。
音楽家・紙芝居師の林加奈氏を講師に迎え、プラス・アーツが制作した「防災人形劇」やAIGと協働で制作した「防災紙芝居」を実施。おすすめの防災グッズの展示もあわせて行いました。
【講師】林加奈
音楽家・画家・紙芝居師・パフォーマンスアーティスト・アートプロジェクト企画構成演出家
地震のメカニズムを、パネルや模型を使って伝えるプログラム。地震のメカニズム模型では、実際にプレートが沈み込む様や、揺れを感知して鳴る地震速報、震度4、震度7と2種の揺れが起きる状況を再現。模型を使い地震の基礎知識を知ってもらうとともに、発生時に身を守るポーズも覚えてもらいました。また、おすすめの地震関連書籍も展示しました。
子供に伝えることが難しい家具転倒防止器具の有効な取り付け方法について、体を動かして覚えてもらう体操をアーティストが考案。家具転倒防止対策を家族で話すきっかけとなるようなプログラムとなりました。また、協力店舗おすすめの転倒防止器具の実物も紹介しました。
【講師】キスヒサタカ
造形作家。老若男女が楽しめるコミュニケーションをテーマとして活動。2009年水都大阪2009では「水都体操」を考案。
災害時の自宅避難の備えのために求められる「1週間分程度の備蓄」について、様々なアイデアで「無理なくできる備え」や災害時に役立つ紙食器づくりを紹介。さらにアマノフーズのフリーズドライ食品の試食を行いました。
避難生活における「トイレ」をテーマに、災害時に役立つトイレの知恵を伝えました。また、パネルを使用しての災害時のトイレの状況や、携帯トイレの使い方も紹介しました。昨年にも増して様々な種類の災害用トイレが並び、特徴などを分かりやすく紹介して頂きました。
【講師】日本トイレ研究所(平澤恵介、神下由子)
災害時のトイレの状況や、身の回りの物を活用したトイレの作り方等を伝える講座を多数実施。
国士舘大学の学生による「心肺蘇生法講習会」。心臓マッサージのポイントからAEDの使用方法までの一連の動作を、実演を交えながら講習。実際にAEDを使用できるとあって、多くの参加者でにぎわっていました。
協力:国士舘大学
江東区の地域の防災マップや集合住宅防災ガイドブックなどの配布物を配布。(他市区のマップは展示のみ)公的な備蓄や災害時の対応など、災害時に提供される公助の内容を伝えながら、自助、共助の必要性を伝えました。4日は、江東区防災課の担当者による解説が行われました。
協力:江東区防災課
高層マンション居住者に特に取り組んで欲しい対策や役立つアイデアを紹介。ミニチュア家具を用いて「家具転倒防止対策の重要性」を伝えたり、エレベーターが止まった際の水の運搬方法などについて分かりやすく紹介したりしました。
【講師】三井不動産レジデンシャル
「ピカチュウおまもり(携帯用緊急連絡カード)」の作成を通じて、災害時の連絡方法などをお伝えしました。子どもに大変人気のコーナーとなりました。
協力:ポケモンの被災地支援活動 POKÉMON with YOU
体験コーナーで関連商品が書かれた「おつかいカード」(推奨する防災グッズのリスト)を配布。対象店舗にてお買い物をされた方にはもれなくBO-SAIオリジナルバッジをプレゼントしました。バッジを集める楽しみも加え、店舗に足を運んでもらえるように工夫しました。